この世界はまさか……『SSSS.GRIDMAN』第1話感想!

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はてさて昨日の記事で話したとおり放送が開始された『SSSS.GRIDMAN』。

結論を先に言ってしまうと、めっちゃ面白かったです!

明らかに(作中設定を考慮してもなお)特撮を意識した作画演出もまた書き始めればきりがありませんが、要所で挟まれるハイスピードなストーリーテリングも濃厚この上ない!

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引っ張り込むストーリーテリング

「説明は後だ!」

筆者は特撮的にはむしろ説明が入るのが常道だと思っていますが、そこはさすがのTRIGGER。

有無を言わさず戦いになだれ込んでからのテンションのコントロールったらもう……全体的には「特撮を意識したTRIGGER作品」といった趣で、変に様式にこだわってパワーが削がれている感じはなし。

学校での長回しなんかもある意味お約束な演出だったりして、テンポ感は個人的には好みです。

……時間は測ってないけど、あそこの長回しで削った枚数がアクションシーンに回ってるんだろうなぁ。

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【ネタバレあり】ラストシーンから見えてくるもの

序盤・中盤はいかにもなキャラクター紹介と不穏な空気、そこから終盤にかけて一気に初戦闘・役割分担・勝利へとつながる流れは王道そのもの。

このあたりは何か言う必要もないよなって完成度ですが、個人的にはCパートに書き付けたいものを感じました。

昨日壊れた学校が治ってる件ですね。

一週間とかならまあ……特撮ネタとしてちょくちょくいじられますが、基地なんかは壊れても即修復する必要がありますし、本編中で「前回の事件から1週間」と明言してないので言うほどいじられる謂れはないというのが個人的な意見ですが。

と余談はおいておき、学校は一晩で修復。

他にも被害が出てるところがあるのにですよ?

作中では指摘されていませんでしたが、他のところは普通に壊れていたのか、あるいは注視してなかったけど直っていたのか……

さらにいえば、そもそも学校に行く前に色々とあったはずなんですが、ともかくもいざ学校に行ってみたら直っていると。

そして主人公たち以外の生徒は普通に通っていると。

学校が燃えてる件も含めてわざわざ強調する以上、当然ながらこの件には意味があると考えるべきでしょう。

さて、ここで注目すべきなのが『電光超人グリッドマン』の「お約束」です。

同作は舞台が電脳世界「コンピューターワールド」で、バトルの後はグリッドマンがコンピューターワールドを直して事件は解決、一件落着となります。

これは電脳世界のプログラム上の戦いだったから可能だったと言えます。

コンピューターワールド上の建物はプログラム、怪獣が建物を壊すのはプログラムの破壊、グリッドマンはプログラムの修復を行っているという図式です。

そう単純化出来るとは言えませんが、コンピューターウィルスに感染してセキュリティソフトで修復する流れを思い浮かべれば理解しやすいかと思います。

『電光超人グリッドマン』の怪獣は本作のように物理的な破壊をしているわけではないので、修復は容易だったわけです。

 

ここまでかけば、本作Cパートが示唆したのかもしれない事が見えてきますね。

原作同様に修復されている。現実世界の出来事のはずなのに、まるでコンピュータープログラムのように……。

とすると、なぜ本作の原案が『電光超人グリッドマン』なのかが見えてきます。

 

つまり、本作の舞台は電脳世界「コンピューターワールド」だったんだよ!

 

……来週あたり本作独自要素として防衛組織が出てきて、学校がその拠点とかいう話になるかもしれませんが。

そうなると学校につくまで気づかなかった理由も「他のところには傷跡が普通に残ってたから」で合理的に説明できたりするので、むしろこっちの方が正解かしら。

 

理屈バカの取らぬ狸な妄想は脇においておくとして、『SSSS.GRIDMAN』は純粋に映像的にもストーリー的にもハイクオリティーな滑り出しだったのは間違いありません。

Cパートぶん投げられても勢いと迫力だけで毎週しゃぶりつくせそうで楽しみです。

オリジナルを知っている人は懐かしみつつ、よく知っている人は違いを味わって、知らない人は巨大ヒーローアニメとして楽しめること請け合いですよ!

 

記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました。

 

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コメント

  1. […] 今回は先週に引き続きあれやこれや感想をいいつつちょっと考察していこうと思います。 […]

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