こんばんは、先週の記事ではキンググリッドマンの存在を完全に失念していたアニとゲ管理人です。
今回も『SSSS.GRIDMAN』の感想をまとめていきたいと思います。
第9話「夢・想」はある意味タイトルが直球な回でしたね。
ある登場人物の掘り下げも重要な回となりました。
いよいよ物語の最終目的が見えた気がします。
それでは、ネタバレ有りで早速いってみましょう!
なお、管理人の視聴環境の都合もあり、本記事は放送をリアルタイムで見たまま「再見せずに(出来ずに)」まとめています。
また、上がったテンションで書きなぐっているため、一部調査や掘り下げが足りていない点があります。
そのため、記事中に間違いや誤解がある可能性が非常に高い点はご了承願えますと幸いです。
何かありましたら気軽にコメントください!
ロボット長官が告げていた、今回のネタバレ
さて、今回の話では小ネタとして「ロボット長官」が出ていたとのことです。
友人からLINEで放送中に教えてもらったのですが、筆者は見事に見過ごしてしまっていました……。
この小ネタ、今回非常に重要なものだったのでここで解説したいと思います。
ロボット長官は『ウルトラセブン』第43話に登場したキャラクターです。
本話は珍しく地球外でストーリーが進行します。
舞台はロボットが人間を支配した惑星で、ロボット長官は名の通りこの星の長官で、見た目は人間ですが中身はロボットです。
鬼才実相寺昭雄監督による陰影の聞いた演出、そして要所を抑えた特撮(予算削減の影響で巨大怪獣・宇宙人が出ていないとされていますが、クライマックスの破壊シーンは結構きっちり金をかけているように思えるのは私だけでしょうか?)などが光る本話のタイトルは「第四惑星の悪夢」。
「夢・想」を見た皆様にこれ以上の解説はいりませんね。
ある意味、小ネタがネタバレになっていたわけです。
【以下ネタバレ】構成の妙に膝を打つ
今回、地味に注目すべきところはバトルシーンだと思います。
今回登場したパワードゼノンは『電光超人グリッドマン』で登場したサポートメカの合体形態・ゴッドゼノンにあたる存在です。
さて、本作では現時点で「サポートメカがまとめて出撃するためには大きさをセーブしなければならない」という事になっています。
サポートメカとグリッドマンは合体が可能で、特にサポートメカ全員と合体することで超強力な「フルパワーグリッドマン」となります。
これらのことを勘案すると、戦闘中に全員出撃しつつフルパワーグリッドマンにならないという選択肢は非常に限定的な状況でなければ成り立ちません。
完全な二正面作戦への対抗などのようにシチュエーションを練ることは可能ですが、そうするとパワードゼノンが目立ちきらないという欠点が生まれてしまいます。
グリッドマンをあえて小さくすることへの理由付けも必要になりますしね。
そこで今回の戦闘シーンでは、グリッドマン不在の状況を利用して登場させる形が取られました。
きっちりピンで戦い切り、見せ場としても十分!
ストーリー上も響が一時戦闘不能な状況になることに相応の理由があるため、違和感が少ない流れも生まれています。
地味ながら構成の妙が冴えていますね!
なお、『電光超人グリッドマン』においても本作同様合体形態ありのサポートメカが登場していますが、サイズ制限もなく、ゴッドゼノンの方が先出しだったため、グリッドマンと同時に戦ってもおかしくない作りとなっています。
これは夢なのか現実なのか……
今回の話は怪獣の姿が描かれてからタイトルバックを挟み、いきなり1話とよく似た流れで始まるという、インパクト抜群な展開から始まりました。
ただし、記憶喪失となった響の相手をするのはアカネ。
前科があることから、筆者は最初「また不法侵入か!」と思ってしまいました。
話は1話をなぞるように進み、アカネと響は恋人同士という話まで飛び出し……!?
所々で画面に現れるグリッドマンも異彩を放っていましたね。
筆者はこの時点で、響orアカネの夢か、何らかの強硬手段で世界が再構築されたのかの2択と踏みました。
前述の小ネタに気づいていれば、答えは1択だったのですが。
その後、内海や六花とアカネが仲良くしている展開が並行して描かれた段階で、これがアカネの理想の世界であることが予測されるようになります。
不自然に並立していることから、世界の再構築でもない。
そう判断できるか出来ないかのあたりでネタバラシが入り、これらはすべてアカネが望んだ世界を響・内海・六花の3人に見せていることがわかります。
夢にとらわれる「4人」
物語は響たちが違和感を覚えつつ状況に流されかけるも、この世界には大切なものがないと気づき、やるべきことがあると覚醒して合流。
彼らを救いに来ていたのはグリッドマンでした。
ちょくちょく写っていたグリッドマンの姿は、響への呼びかけだったわけですね。
現実世界では新世紀中学生の活躍により今回の事件の元凶である怪獣が倒され、響たちは現実へ戻ってきました。
アカネは今回の結果に絶望を覚えている様子です。
夢から覚めるべきものはもうひとりいる、すなわちアカネを救う方向へと話は進み、そこで言うべきことがあるという六花のセリフで今回は〆。
強烈な引きに期待が高まるところですね。
今後のストーリーはこの世界を作っているアカネの孤独を救うことが目的になっていくのでしょう。
そして、それはおそらくアレクシスの野望を阻止することになるはずです。
彼はアカネの力を利用して何かをすることを企んでいるのですから。
アカネを巡っての攻防になるのか、はたまたアレクシスはアカネを見限るのか……響たちの行動に心を動かされたアカネがギリギリでアレクシスを裏切る展開なんかも王道でしょうか。
内海の存在から見えてくる、アカネの夢
アカネは幸せで満たされた環境を望んでいるようです。
響には恋人、六花には女友人を望み、内海にはヲタ友として接していました。
この世界の創造主となる前のアカネは、恋人も友人も趣味を共有できる相手もいなかったのでしょう。
しかし、響にはキスで揺さぶりをかけていたアカネが、内海に対して最終的にかなり露骨な形で引き込もうしていたのはなんとも印象的でした。
個人的にはちょっと意外にも思えましたね。
6話での話しぶりも考えると、実はアカネちゃん、ヲタ友を一番望んでいた可能性が……?
まあ、理想の世界が崩れかけて、必死になっていただけなのかもしれませんが。
気になるアレクシスの思惑
アカネちゃんの理想と響たちの行動原理が固まった反面、アレクシスの思惑はまだ完全に見えているわけではありません。
本作もそろそろクライマックス。
次回あたりアレクシスが本格的に動き出し、いよいよ最終決戦への気運が高まるのかなと思います。
……なんか前回も似たような書き方した気がするな。
六花のいいかけた事も気になりますし、本当に来週が待ち遠しい限りです。
記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました!
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