【SSSS.GRIDMAN】全合体!フルパワーグリッドマン!第8話「対・立」感想!【ネタバレあり】

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こんばんは、アニとゲ管理人です。

今回は『SSSS.GRIDMAN』第8話「対・立」の感想を情動のままにまとめていきたいと思います。

今回は前半が特に強烈でしたね。

全体的には青春グラフィティな感じでほんわかする中、視聴者をゾクリとさせる話も飛び出し次回が気になる展開となりました。

 

なお、管理人の視聴環境の都合もあり、本記事は放送をリアルタイムで見たまま「再見せずに(できずに)」まとめています。

そのため、記事中に間違いや誤解がある可能性が高い点をご了承ください。

何かありましたら気軽にコメント下さい!

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蒸発都市だよ!ダンカンだよ!

さて、まずはクッションも兼ねた小ネタから見ていきましょう。

内海が響や新世紀中学生の皆さんに熱弁した「蒸発都市」とはなんでしょうか?

これはウルトラセブン第34話のサブタイトルですね。

同時に語っていた「ダンカン」は同話に出てきた宇宙怪獣です。

注目点を中心にネタバレ込で少し見てみましょう。

 

ある夜、地球防衛軍の精鋭部隊・ウルトラ警備隊の隊員、ダン(ウルトラセブンに変身する、本作の主人公)とソガは怪しい工事現場を目撃、直後に攻撃を受け、蒸発してしまいます。

その後、ビル街も突如消えてしまいました。

 

この事件を引き起こしたのは、宇宙乱流を避けるために地球に緊急避難してきた宇宙人・ダンカンでした。

彼らは一時滞在のための居住区を確保するためにビル街を消し、移動させたのです。

ダンカンは地球防衛軍に対し、居住区に近づかなければダンとソガを開放すると一方的に通達しました。

二人は人質に取られたのです。

 

ウルトラ警備隊はダンとソガの救出を目的としてビル街の移動先を探し、これを突き止めます。

これを裏切りと捉えたダンカンは報復のためにダンを操り、ウルトラセブンに変身させ……。

 

こんな感じのストーリーです。

外界から切り離された都市というのが引き合いに出された理由ですね。

蒸発都市でのビル街は田園地帯に移されていましたが、果たして……。

 

なお、同話のオチは完成版では比較的オーソドックスなハッピーエンドに環境破壊への皮肉を絡めた物となっていますが、脚本段階では「ダンカンの目的は大量移住だったのではないか」「ダンカンの侵略はまだ終わっていないのではないか」という含みをもたせた話だったそうです。

完成版の「侵略を目的としない都市の隔離」というのは本作のこれまでの展開どおり。

個人的には脚本時点で没になった含みをもたせた部分も何か引っかかるところがあります。

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【以下ネタバレ】アカネちゃん、堂々宣戦布告

今回は前回以上にアカネちゃんがあけっぴろげでしたね。

堂々と響、六花、内海に宣戦布告を突きつけてきました。

自分の作った怪獣まで見せつけて。

学内なのでクラスメイトもアカネの作った怪獣を見ますが、彼女たちには好印象。

「かわいい」と、先週のボイスドラマを聞いていたら「え?」と思うような反応を見せます。

が、これは伏線でした。

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【悲報】内海、思ったほど成長してなかった

さて、アカネの宣戦布告を受けて、響たちは対策を錬ることとなります。

そこで全合体を成功させるためにグリッドマンの大きさを縮めるという発想を出す響と、それに膝を打つ内海。

対して、六花は割り切れない様子です。

親友であるアカネとの全面抗争となれば、当然の反応だと言えるでしょう。

 

とはいえ、危機が眼の前に迫っているのも事実です。

六花の家で、作戦を練ることとなります。

徐々に温度差が出てくる六花と内海。

 

内海は「戦わざるを得なくなる」と言い、対する六花は「戦う以外の道がある」と反論。

これに関してはグリッドマンの「どちらも正しい」という発言が一番の正論でしょう。

 

とはいえ、どちらも引かないまま六花は「親友とは戦えない」と発言。

ここで内海は「感情だけで考えてる」と決定的な地雷を踏みます。

 

……オマエ、先々週、先週と見せてた危機回避能力どこに置いてきた!

あれか? やっぱりオタク=同族ゆえの配慮か?

 

まあ、この後出てきた設定を考えるともっとやばい可能性も出てくるのですが、それは次の段落で。

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すべてアカネの手のひらの上?明かされる六花の設定

ともかくも響と内海、六花はそれぞれアカネの説得に回ります。

男二人はまったくもって取り合ってもらえずに終わりましたが、衝撃的だったのは六花に対してアカネが語ったこと。

アカネは六花が自分のことを嫌うことが出来ないと語ります。

そのように自分が作ったからと。

 

この世界がアカネによって作られたものであるのなら、その住人も彼女によって作られたというのは道理です。

その割には自分の地雷を踏んでくる相手を処分して再構築してということを繰り返しているように見えますが、基本的には彼女の設定に沿っているのでしょう。

個人的には住人一人ひとりをアカネが作っているわけではなく、「アカネを嫌うことが出来ない」というような絶対的な設定がいくつか決まっており、後は自動で構築されてるんじゃないかと思っています。

怪獣による再構築なんかでは少し恣意的な改変もしている気はしますが、担任の変化はちょっと彼女の望まない形だったようですし、やっぱり完全に自分で作りあげているというわけではないだろうなぁと。

いわゆる強いAI的なアプローチであれば、アカネの思惑を外れた住人の誕生と、彼女による修正が成立するでしょう。

 

このあたりを考えると、前回・前々回の内海がやけにうまく立ち回っていた理由に一つの仮説が立てられます。

彼はアカネについての地雷を上手いこと回避していました。

もしもこの世界の住人に「アカネ保護」が再優先事項としてセッティングされていたとしたら、内海を含めたこの世界の住人はアカネについての地雷となりうる発言を積極的に回避するのではないでしょうか?

あるいはアカネを嫌えないから彼女のあれこれを回避する方向に動いたと考えることも可能ですね。

 

果たしてどこまでが神様の手の内なのか。

まだ答えが出ていない以上、このあたりにも掘り下げがあるのかどうかが楽しみです。

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全合体、そして金色!一気に進化するグリッドマン!

今回のバトルは宣戦布告で見せつけられた強そうな怪獣(キングジョーの意匠なんかが露骨に見えましたね)。

しかもアカネは学園祭にこれをぶつけてくると明言。

これに対して響たちが取った答えは……

小型化したグリッドマンを学園祭に乱入させて学祭参加者の避難を促し、怪獣に対しては全合体・フルパワーグリッドマンで対抗!

ガツーンと合体してからの流れは攻撃を受け付けない堂々たる立ち姿から始まり、ドリルで突き抜け圧倒する大迫力バトル!

 

安定の主題歌から必殺技を放つ瞬間には全身が金色になるという平成世代にはいろいろと印象深い姿を見せつけてくれましたね。

特撮的にはウルトラマンティガのグリッターティガ、あるいは仮面ライダークウガのライジング系フォームなんかが特に印象深いんじゃないかなぁと個人的には思います。

 

ただ、全体的に「出るぞ、絶対出るぞ」的なフラグが多すぎたという印象もあります。

逆に失敗するフラグなんじゃないかと思うくらい。

早いうちから響による秘策が出てきて、更に明言されるというのはちょっと出し過ぎかなと。

 

個人的には「行けるかもしれない」みたいな流れを準備してはおくものの詳細は伏せ、いざ決戦の舞台でチャレンジ!そして成功!逆転!って感じでネタが割れない形の「貯め」がもっと欲しかったなぁと思いました。

今回の話であれば「戦わねばという気運を内海が作る→考え始める響・内海と六花の温度差→響が何かを思いつく→話を始めようとする→六花の苦言」とすれば尺的にも話的にも違和感なく作れたんじゃないかなと思います。

学校に登場したタイミングでも、アカネちゃんあたりに小さい理由を「学校を壊さないため」的に推察させ、「小さいとか覚めるんですけど……もういいややっちゃえ」と怪獣を登場させてからの「実は小さいのは合体のためでした」的な流れをぶち込めないかなーと思ったり。

 

まあ、合体後の映像のパワーだけで十分勝負になるので取らぬ狸の皮算用ですが。

解説挟んでバトルのテンションが下がるようなら本末転倒ですしね。

 

とはいえ、これでグリッドマンの完成形だとは思えません。

まだ巨大な状態での合体が控えていますし、最終決戦専用の特殊フォームもきっと控えているでしょう。

この作品が8話時点で弾を打ち尽くすわけがあるかよ!

 

このあたりは今後に期待ですね。

インタビューなんかを見ていると、玩具展開を考えて終盤前に最終フォームを登場させる子供番組のお約束を踏襲している可能性も否定できませんけどね。

それならそれで、毎回の戦闘をいかに魅せてくれるかが楽しみですが。

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日常の終わりを予感してしまうエンディング

今回は無事怪獣を倒し、学園祭にて内海と六花が和解、楽しそうな学園祭の光景で終わります。

 

さて、物語には「あげて落とす」という基本作法があります。

落差がでかいほうが衝撃もひとしおと言うやつですね。

Cパートもアレクシスがアカネに新たな戦い方を考えるように促しています。

ちょうどここをピークにして、最終決戦に向けて落としていくのではないかと個人的に予想しています。

 

個人的には6話か7話世界の謎につながる爆弾が持ち込まれて、後は世界の謎を明かしつつ落としていくのかなと予想していました。

ですがワナビーの月次な予想なぞ大外れで、ネタバラシこそ6話でしたが、そこからは謎とアカネの動きを上手くコントロールして日常と非日常を同居させ、8話まで3話かけて日常のピークと世界観の考察を深めて来ました。

ほんとに素晴らしい作りだなと思います。

これだからフィクションはやめられない!

 

ここからどのように話が進んでいくのか、期待して来週を待ちたいと思います。

 

記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました!

 

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