こんにちは、気がつけば1年半BBTAGをメインでプレイしてきたアニとゲ管理人です。
今回は、現役プレイヤーの視点からブレイブルークロスタッグバトルの特徴と初心者におすすめできる理由を紹介していきたいと思います。
本記事ではキャラクターの魅力などは一旦抜きにして、対戦部分のみをピックアップしています。
参戦作品に興味はあったけど原作が難しくて……という方には、プレイしやすくなっている・クロスオーバーも盛り込まれているという利点がある一方、原作そのままではないという明確な欠点もあるので承知の上で手にとって貰えればと思います。
格ゲーマー視点ですが、本当に初プレイに丁度いいゲームの一つだと思うので、ぜひ読んでみてください!
シンプルながらツボを抑えた通常技

しゃがみガードを崩すクラッシュアサルトはCボタンひとつで使用可能
まずは「簡単・初心者向けの格ゲー」といわれた他のゲームで心折られた経験のある方にこそ知ってほしい本作の特徴からまとめていきます。
それは、BBTAGのキャラクター操作のシンプルさです。
BBTAGのキャラクター操作は、あくまでもキャラクターを動かすことのみに焦点を当てると、他に類を見ないレベルに簡単かつシンプルなものとなっています。
他のゲームの「簡単操作」が「簡単に動かす方法もある」という意味合いなのに対し、本作は「簡単に動かす方法しかない」といっても過言ではありません。
本作で使う5つのボタンの内、メインキャラを直接動かすものは3つ。
それぞれ弱攻撃・強攻撃・相手の防御を崩す攻撃の中でも扱いやすい技が出るようになっています。
若干扱いづらかったり、ほとんどコンボ専用の技だったりするものは、基本的に弱攻撃・強攻撃を相手にあてて出てくる派生技(スマートコンボ)に組み込まれていて、普段は使えません。
必然的に普段から使える技はほとんど初心者の段階でも使う価値のある技となっているので、どの技を出せばいいのかわからなくて操作できない……という現象はなかなかおきません。
一部のキャラ以外は攻撃が届く距離まで相手に近づく必要があるという点にだけ注意すれば、まず殴り合いに挑むことが可能といえます。
そのため、2キャラクターを操作しなければならないタッグバトル形式でありながら、対戦のスタートラインに圧倒的に立ちやすいのです。
その分、若干キャラ単体での攻め手が少ないともされますが、初心者にとってはむしろプレイする上で考えることが少なくなるのでむしろ利点といって差し支えないでしょう。
ここで、なぜBBTAGのキャラ操作が簡単になったか少しまとめてみました。
余談なので、とりあえずこちらから次の見出しに飛ぶことをおすすめします。
適当にそれっぽいことを書いてるわけではないと確認したい方だけ読んでいただければと思います。
従来の対戦格闘ゲームは、根本的に様々な技が普段から出せるように設計されています。
そのため、「慣れてきたら使い所がわかる」渋い技や「コンボにしか使わない代わりにコンボ性能が優秀」といった特定用途に特化した技も最初から出せてしまうのです。
通常であればこれらを使い分けなければならないため難しくなってしまうのですが、本作は本当に必要なものを除き普段から出せないようにしてしまいました。
そのため、とりあえずプレイを開始した段階で使える技は、大体「最初から上級者まで使い続ける技」が揃い、簡単にプレイできるようになったのです。
コンボを覚えるのも(比較的)簡単

記事で触れた美鶴の基本コンボ。相手が低体力とはいえ十分な火力が出ている
本作のキャラクターの動かしやすさで上げるべき点はもう一つあります。
それはコンボの簡単さです。
若干極端な例ですが、本作の最強キャラの一角である美鶴の上級者から初級者にまで多用される基本コンボは
AAAA>BBB>236A
です。
状況次第で技が追加されたりしますが、本当にこれだけです。
ちなみに記事のためにダメージの低いコンボを選んできたわけではなく、これで3割きっちり奪えます。
他のキャラだともう少し長いのを使ったりすることもありますが、本作のコンボが簡単な理由が何となく見えますね。
他のゲームのレシピは作品によるので調べてもらいたいところですが、基本コンボでこの何倍もの長さ、更に上級者はかなり長いコンボとなります。
他のゲームを触っていると、本当にBBTAGのコンボが簡単なんだと思わされます。
1年以上メインでプレイしていた理由の一つに「BBTAGじゃなかったらコンボ覚えなきゃいけないしなぁ」というものがありました。
ただし、こちらはキャラの動かしやすさに比べると明らかに格ゲーマー視点での話なので、比較的というレベルに留まるかなと思います。
簡単という点は間違いありませんが。
ここでコンボに関する余談を。
ゲームを理解する上で必要な話ではないので、こちらもとりあえず次の見出しに飛んで頂くことをおすすめします。
なぜコンボが簡単なのかと言えば、やはりボタン連打で技を出すシステムが影響しています。
他のゲームであれば、一発技をあてた後、次に出せる技の種類が豊富に用意されています。
逆にいえば、より良いコンボをつないでいくためにはいくつもあるパターンから一つを選んで行かなければなりません。
他のゲームのレシピを調べるとABBCだのの羅列が先述の例より多彩かつ長くなる理由は、この選択肢の多さの裏返しと言えるでしょう。
対して、BBTAGではコンボ用の技がスマートコンボの途中にあったりして、地味に選択肢が少なくなるように作られています。
また、スマートコンボは連打でいいので最初の4技、次の3技とひとまとまりで覚え、とりあえずまとまり毎にボタン連打でつないでいくことも可能です。
必然的に他の作品よりはコンボが覚えやすく、やりやすくなるわけですね。
パートナーがシンプルな戦場を苛烈にする

パートナースキルが飛びかう、本作らしい場面
対して、タッグパートナーを活かす戦いとなると、一気にゲームは苛烈に、難しくなります。
本作ではかなり自由にパートナーを呼び出せるため、普段からパートナーの応酬になることが非常に多いです。
攻撃中にもパートナーゲージが半分以上あればパートナーを呼び出してコンボを継続したり、ガードしている相手に攻めを継続したりとその可能性は本当に無限大。
本体は動かずパートナーだけ呼び出せば、ガード入力して身を守りつつ相手に攻撃もできます。
前に出て肝心の攻撃はパートナー任せ、本体はパートナーの技が当たったのを見てから追撃するなんていう安全な攻め方も搭載。
ジャンプで前へ後ろへ動きつつパートナーを飛ばし合う光景は、本作ではよく見られます。
相手のパートナーとメインキャラクターに挟まれてしまったときには、地獄が始まります。
かなり短い時間制限ではあるものの、パートナー常駐、いつでも入れ替わってガード方向を左右に切り替えられる「タッグコンボ」を発動されてしまうと、上級者でも苦しむ攻めにさらされる事となるのです。
また、本作の開発元であるアークシステムワークスのお家芸であるコンボカット手段「バースト」もパートナーさえいれば何度も使える仕様(パートナーが下がっていてパートナーゲージがなければならないため、常に使えるわけではない)。
このバーストに対しては、ゲージさえあれば大抵の場面で呼び出せるパートナーを使った通称「オタクバー対」で対抗。
攻めも守りもパートナーありきな場面が結構出てきます。
更に更には1キャラ倒された後の逆転要素である「レゾナンスブレイズ(体力・ゲージが時間で回復、一部技強化、すべての技でバースト不能になる強化状態に15秒間移行)」のレベル=強さまで、「倒されるまでにどれだけパートナーを使ったか」で決まる仕様。
否が応でもパートナーを多用した戦いが求められます。
メインキャラ2名をある程度動かすことが出来るようになり、対戦でも相手に攻撃を入れられるようになっても、このパートナー周りで混乱してついていけなくなる可能性が潜んでいるのは本作特有の難しさと言えるでしょう。
2対1は圧倒的なバランス、1対1は硬派すぎる

ゲージとレゾナンスブレイズはあるが、この時点でも結構動きにくい
パートナーが落ちてしまうと、一気に不利になるのも本作の特徴と言えます。
相手はパートナーに延々殴らせていればなんとかなり、仮にガードを崩されてもバーストが可能。
こちらはバーストが不可能な上に、必殺のオタクバー対も不可能なためバーストを一気に咎めにくくなります。
更に相手がバーストできない状況で攻撃に成功しても、肝心のコンボがパートナーのいない分伸びにくくなってしまいます。
頼みの綱はレゾナンスブレイズぐらいですが、こちらは1回使い切りなので軽々に打てません。
かといってちょっと間違って手痛いコンボを食らってしまうと発動できずに負けることもままあります。
この状況を切り抜けて1対1になると、今度は一気にお硬いゲームへと変貌します。
それまで使っていたパートナー絡みの行動がお互いできなくなり、通常技も厳選された結果見極められやすくなるため、一気に動きが制限されます。
先述の通り頼みの綱となるレゾナンスブレイズは1回使い切りなので、使って倒せなければ当然頼ることができなくなります。
1対1のにらみ合い、特にお互いレゾナンスブレイズ使用後の状況はかなり硬派と言うか、硬いものになります。
このあたりはVer2.0のランページタイムで少し変わってくるとは思いますが、様変わりはしないでしょう。
とはいえ、ここまでくれば敵もそうですがこちらも目の前の相手を倒してしまえば勝ち。
イーブンになったと割り切って戦うのも重要です。
ワチャワチャ楽しめるゲームであることは事実
以上、ゲームのシステムと流れから、BBTAGを紹介してみました。
全体的に初心者が入りやすいシステムを入れつつ、普通に上級者も読み合いを楽しめるシステムであることは間違いありません。
慣れてきたら技術的に難しいことも実践可能な間口の広さもあるので、思った以上に楽しめるプレイヤーは多いはずだと信じています。
わちゃわちゃしながら楽しむ分には、格ゲーとしては非常に敷居の低いゲームであると個人的に思っています。
まずはメインキャラ、そしてパートナーの使いみちを覚えて、気楽に戦ってみるのも一興ではないでしょうか?
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